2018年07月08日
迷子になって
よく、ショッピングセンターで呼び出されていた。
白いシャツ、赤いズボンの4歳のかずなりくん。
お母さんがお待ちです。
僕は今でも一緒だけれど1人でトコトコ歩いて興味のあることがあると見に行ってしまう。
みんなに合わせて歩いたりが少し苦手なのか友達8人くらいでどこかにいっても 1人でどこかにいってしまいがちなところがあります。
4歳くらいの頃家の近くの駄菓子屋さんに50円もらって1人で買いに行っていました。
といっても本当に家のすぐ近くだったんです。
ある日何を思ったのか1人で行ったことのないところまで行きたくなり探索をはじめる。
今、思うとその場所も本当に家の近くなんだけれど4歳の僕にはかなりの冒険だった。
急に心細くなり泣いていると 見つけてくれたおっちゃんが僕を家に届けてくれることに。
このおっちゃんは全く知らない人だったんです。でも家の裏に工場があってそのおっちゃんだった。
家の裏の人だったのできっと あの家の子だとわかってくれていたのかもしれない。
家に届けてくれる前に工場に連れて行ってくれインスタントラーメンを作ってくれて食べさせてくれた。このインスタントラーメンが心細かったのもありすごく美味しかったんです。
愛情たっぷりのインスタントラーメン。
きっと、どの名店のラーメン屋さんでもこの時のラーメンにはかないません。
この何年後かにこのおっちゃんは病気で亡くなったと聞かされました。
えっ、あのラーメンのおっちゃんが。僕にはいつまでもラーメンのおっちゃん。
いつか迷子の子を見つけたらインスタントラーメンを作って食べさせてあげたいなあ。
今では家にすぐ届けなかったら問題になるかな。
白いシャツ、赤いズボンの4歳のかずなりくん。
お母さんがお待ちです。
僕は今でも一緒だけれど1人でトコトコ歩いて興味のあることがあると見に行ってしまう。
みんなに合わせて歩いたりが少し苦手なのか友達8人くらいでどこかにいっても 1人でどこかにいってしまいがちなところがあります。
4歳くらいの頃家の近くの駄菓子屋さんに50円もらって1人で買いに行っていました。
といっても本当に家のすぐ近くだったんです。
ある日何を思ったのか1人で行ったことのないところまで行きたくなり探索をはじめる。
今、思うとその場所も本当に家の近くなんだけれど4歳の僕にはかなりの冒険だった。
急に心細くなり泣いていると 見つけてくれたおっちゃんが僕を家に届けてくれることに。
このおっちゃんは全く知らない人だったんです。でも家の裏に工場があってそのおっちゃんだった。
家の裏の人だったのできっと あの家の子だとわかってくれていたのかもしれない。
家に届けてくれる前に工場に連れて行ってくれインスタントラーメンを作ってくれて食べさせてくれた。このインスタントラーメンが心細かったのもありすごく美味しかったんです。
愛情たっぷりのインスタントラーメン。
きっと、どの名店のラーメン屋さんでもこの時のラーメンにはかないません。
この何年後かにこのおっちゃんは病気で亡くなったと聞かされました。
えっ、あのラーメンのおっちゃんが。僕にはいつまでもラーメンのおっちゃん。
いつか迷子の子を見つけたらインスタントラーメンを作って食べさせてあげたいなあ。
今では家にすぐ届けなかったら問題になるかな。
Posted by そえんじ at
09:30
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2018年07月08日
怒るじいさん
小学生の頃、町に名物お爺さんがいた。
白髪のじいさんと呼んでいたけれど家ではなく車に住んでいて 木材をたくさん置いていたところがこの人の住まいになっていた。
怒り方はかなり怖く、なにか悪いことをした子にはえげつなく怒る。
30年前くらいまでにはどこの町にもいたのかもしれないけれどこういう 怒ってくれる名物じいさんは今ではいなくなった。
電車では何が起きても見ていないふり
子どもが悪いことをしても怒らずに見過ごす。
ということが今では当たり前の風景になってきている。
この白髪のじいさん。なぜか家に来て ときどき話しに来ていた。玄関先に立っていて僕を怒りに来たんじゃないかとドキドキして家の中にいたけれど少し話すと帰っていっていた。そして普段は見ない表情でいつも怒った顔のじいさんは玄関先ではニコニコしていた。
あまり誰にも相手にされていなかったんだろうけど家では普通に喋ってくれるのでときどき来ていたのかもしれません。
みんなビビりながらこの人の住んでいる前を通るんですがあの家の子だなあと認識してくれていたのか 僕には挨拶してくれていた。
いったいどんな職業の人だったんだろお。
もしかしたら若い頃は反社会的な組織の人だったのだろうか。
あの人の名前も年齢もしらなかったけれどときどき急に思い出す町の愛すべき登場人物だ。
白髪のじいさんと呼んでいたけれど家ではなく車に住んでいて 木材をたくさん置いていたところがこの人の住まいになっていた。
怒り方はかなり怖く、なにか悪いことをした子にはえげつなく怒る。
30年前くらいまでにはどこの町にもいたのかもしれないけれどこういう 怒ってくれる名物じいさんは今ではいなくなった。
電車では何が起きても見ていないふり
子どもが悪いことをしても怒らずに見過ごす。
ということが今では当たり前の風景になってきている。
この白髪のじいさん。なぜか家に来て ときどき話しに来ていた。玄関先に立っていて僕を怒りに来たんじゃないかとドキドキして家の中にいたけれど少し話すと帰っていっていた。そして普段は見ない表情でいつも怒った顔のじいさんは玄関先ではニコニコしていた。
あまり誰にも相手にされていなかったんだろうけど家では普通に喋ってくれるのでときどき来ていたのかもしれません。
みんなビビりながらこの人の住んでいる前を通るんですがあの家の子だなあと認識してくれていたのか 僕には挨拶してくれていた。
いったいどんな職業の人だったんだろお。
もしかしたら若い頃は反社会的な組織の人だったのだろうか。
あの人の名前も年齢もしらなかったけれどときどき急に思い出す町の愛すべき登場人物だ。
Posted by そえんじ at
09:10
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